不登校・発達障害・引きこもりのための家庭教師

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発達障害当事者の求めている支援とは

先日、Twitterにて以下のアンケートを実施致しました。
結果を発表致します。



閲覧数:12019件
回答数:713票
(回答率:6%)

Twitterでは何度かアンケートを取らせて頂いていますが、今回はとても多くのご回答およびリプライを頂きました。
アンケートは質問によって閲覧数や回答数が大きく変動するようです。
支援については、当事者の皆様の関心が高い話題であると思われます。

中身を見ていきます。
4つめの項目「情報共有・分かり合える仲間との交流・居場所が欲しい」が最も多く、半数近くを占めていました。
こういった自助グループのような支援は、やはり当事者のニーズが高いものと思われます。

次に多かったのは「コミュニケーション能力向上のグループワーク」でした。
やはりコミュニケーションは関心の高いテーマと思われます。
コメント欄では「暗記ではなく理詰めのコミュニケーション学習、アサーション」とのご意見を頂きました。
アサーションは、相手を尊重しながら自分の思いを伝えるという意味です)
こういう時はこうするものだといったような丸暗記ではなく、その理由も扱って欲しいという意味だと理解致しました。

学習支援(国算英、PCスキル)と知識を得るための講演会等については、上記2つに比べると関心度が低いようです。
知識についてはネットや本などで調べられるので、わざわざ支援を受けようとは思わないというご意見も頂きました。こういった支援を提供するにあたっては、何らかの付加価値が必要と思われます。

リプ欄(コメント欄)について:
選択肢になかったことでニーズが高いと思われたのが、
社会福祉制度についてもっと知りたい
②制度利用にあたってワンストップの相談窓口が欲しい
③Line等で気軽に悩みを相談したい
④就労支援(特に在宅ワークで収入を得ること)
⑤各種申請書類の作成や自分に合った住居探しなどの手伝いをして欲しい
などのご意見を頂きました。

①②については、日本の縦割り行政の問題を感じました。
ユーザーにとっては非常にややこしい制度設計になっていると感じます。

他領域の専門家の協力が必要だったり、個人で取り組むにはあまりにも大きなテーマなどもご意見を頂きましたが、
おかげで今後私が取り組むべきことも見えてきました。
ご協力頂きました皆様に深く感謝致します。

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