不登校・発達障害・引きこもりのための家庭教師

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発達障害者(ASD)同士の結婚生活

私は結婚11年のASD当事者です。夫婦共にASDですが、二人とも結婚後に判明しました。
(夫は医師からASD傾向があると言われたものの、本人が検査を望まなかったため未診断です)

需要があれば発達障害者同士の結婚生活について語りますとツイートしたら、「需要あります」のコメントとイイネを十数名から頂いたので、書くことにしました。
Twitterでは文字数が少なすぎて書きにくいので、長らく閉鎖していたこちらのブログを利用します。

結婚生活の具体的なエピソードは書きづらいので、私たち夫婦が今まで大きなトラブルなく結婚生活を続けられている要因について書きたいと思います。

できるだけ上から目線にならないよう留意しますが、そう受け取られてしまったら申し訳ありません。

また、ここに書くことはASDに関わらず、広く一般に言えることも含まれているであろうことをご了承願います。

 

(本題ここから)

まず大切なのは相手選びです。

最も大切な基準は、一緒にいて疲れないこと。これに尽きると思います。

借金などがない限り、年収はそれほど大切ではありません。ちなみに私は婚約後に夫の年収を知りました。

 

ふたつめは、互いの親も含む親戚づきあいからどれだけ離れていられるか

相手の親や親戚づきあいには大変なストレスが伴います。

また自分の側の親戚と配偶者を交流させるにあたっては、配偶者が孤立したりできるだけストレスを感じたりしないよう留意し、間に立って取りなすなどする必要があります。

しかしASD者はこういった高度な対人関係能力を求められて適切に対処するのは困難です。

親や親戚と一緒にいるその時だけのことではなく、会ってはいなくても続いていく関係ですから、対応を誤れば後々まで尾を引き、それが夫婦関係に影響を及ぼすことがままあります。

そのため、親や親戚との関係は希薄であるに越したことはありません。

 

(続きは次回)